イジメと妄想力
むかしむかしですが、
へラーテルちゃんもイジメられたことがありました。
というと、オーバーかもしれません。
内容としては、
ばい菌扱いだったり、聞えよがしに笑われたりきもーいとか言われたり、ハブられたりって感じなので、
いわゆる殴られたりとか物壊されたりとかあからさまに目に見えるものではありません。
中1から中3まで、ずっとでした。
特に、中2のときは極端に感じるくらいだったんですけど。
そのときについてちょっと書きたいと思います。
始まりはわかりません。
よく言うけど、イジメにはっきりした原因というのはありません。
色々原因はあげられました。
あたしもちょっと調子に乗った言動や行動をしてしまったり、それで失敗したこともありました。
あと花粉症と鼻炎だったので、ずるずる鼻水がすごかったりでちょっと不潔だったかもしれない。
でも、そういった色々は、誰に謝るものなのか?
そして、謝ったら解決するものなの?
考えられる原因ってそれが分からないものばかり でした。
そしてなおかつ、クラスメイトだけだったらわかるけども、学年ほぼ全員だったので、それがあたしには疑問でした。
どうしてまともに会話すらしたことないこの人にバカにされたり、露骨に避けられたり、しなければいけないんだろうか?
過激だった中2のときは、追い込まれていって、基本的には登校していたけど、少し仮病つかって休みがちになりました。
中2のしんどかったときのある日、
事件が起きて、
その件を書くと長くなってしまうのと、今回書きたいことと少しずれてしまうので省きますが、
あたしの味方となる先生が現れました。
結局その先生は、中2の終わりに転勤になってしまったのと、その事件以降にお世話になることはなかったんだけど、でもいつも、気にかけてくれていて心の支えになりました。
その頃からなんですが、
僕の妄想力が活躍しだしたんです。
元々、ひとりっ子時代が長かったこともあり、
空想の世界に浸るのは多くって、
漫画や小説や、ハマっているアイドルとの色々を妄想したりして遊ぶ痛々しい子だったんですけど、
“自分を演じる”ということを身につけたんです。
その頃、読んでいた小説で、
主人公の女の子は、強く、凛としていて、
孤独に強い女の子でした。
無理をして、誰かと群れる必要はないんだ。
好んで孤独でいるんだ。
物語が進むうちに、
少しずつ心が許せる仲間ができていく、というストーリー。
昔読んでいたものなので、曖昧な記憶ですが、当時のあたしは、ものすごく彼女に憧れを抱いたんです。
味方の先生の存在を知って、
気持ちに少しゆとりができたその頃から、
“あたしは彼女になる”と決めたのです。
学校に行くときの自分は主人公の女の子。
もちろんあからさまにではなく、
思考の方向性を、“もし彼女だったら”に切り替えたんですね。
そうし始めたら、
近くを通りかかった男子が思いっきり避けて“セーフ!”とかなんとか言い合ってても、気にならなくなりました。
時には、なんて子供なんだろう、と同級生に対して思うこともありました。
別にそんな人に好かれたところで嬉しくもないし、
そんな人になら嫌われてるほうが良いなぁ、と思ったり。
それまで休み時間に読書していたことも、
“自分は好きでこうしているんだ”
“わざわざ彼らのくだらないゲームになんか参加しないわ”
と意味付けできるようになったことで、
悪態は全く気にならなくなった。
そうしてからの効果なのかはわからないけど、
中3のときは受験の効果もあってか少し減った気がします。
それでも変な人はいたけども、
中2のときのクラスメイトと離れたこともあるかもしれないけど、楽にはなった。
学校いったらあたしは強い自分に変わる。
そして家に帰ったら普段通り。
そんな日常生活で自分を演じて、
乗り越えた中学校生活でした。
まぁあたしの場合は、
イジメがまだ精神的攻撃だけで済んでいたってこともあるし、ネットイジメっていうのはまだなかったのでそれくらいで済んだのかもしれない。
なので、これが参考になるかというと全くならないと思うけど、
とにかく、
その相手との今後を考えたときに、
その相手と今後もずっと絡むか?というとそんなことはないよね。
いずれ終わりがくる。
なので、さっさと、見切りをつけて、
そんな人に何言われても気にならない精神環境を整えることもとっても大切な防御かなぁと思います。
もちろん今追い詰まってる人はそんなの難しいと思うのでオススメはできませんが…
自分にはそういう妄想力が、ついてて良かったなぁと思った出来事でした。
事件に関しては大したことではないんですけど、
おいおい書ければいいかなぁと思っています。
あとクズ担任とか(笑)
今回はちょっと暗い過去なへラーテルちゃんでした✽